麻の実は野菜嫌いの人にオススメの健康食品

私は子供の頃から野菜嫌いです。
大人になっても野菜を食べられないのは恥ずかしいし、栄養バランスも悪いので、克服しようと何度も試みましたが結局ダメ。
こんな調子なので、肌荒れや冷え性、便秘はもちろん、夏には夏バテでダウンすることもしばしば。
インフルエンザにも毎年のようにかかり数日間寝込んでしまうことも……。
こんな自分の虚弱体質をなんとか改善したいと思っていた私に、友人が進めてくれたのが「麻の実」。
これを毎日食べ出してからは、これまで倦怠感で起きるのが辛かった朝も軽やかに起きられるようになり、冷え性も大分改善されました。
個人差はあると思いますが、特に野菜嫌いの人にはオススメの食べ物です。
「麻の実」は文字通り「麻」の種子のことで、野菜嫌いの人が不足しがちなビタミン・ミネラル、タンパク質、腸の働きを活発にする不溶性食物繊維など、様々な栄養成分が豊富に含まれています。
中でも特に注目すべき点は、ミネラル分が豊富なことです。
麻の実には、赤血球の素となる鉄、赤血球を作るのを助ける銅、細胞の再生や新陳代謝に欠かせない亜鉛、脂質や糖質から作り出したエネルギーを筋肉に供給するときに使われるマグネシウム、骨・歯の素となるだけでなく神経・筋肉の活動に不可欠なカルシウムなど、人間の体調維持に必要なミネラル分が多く含まれています。
その含有量は30g程度摂取すれば1日に必要なミネラル分をほとんど補えるほどです。
一方、麻の実には良質なタンパク質が多く含まれているのも魅力です。
含有量は、タンパク質の宝庫である大豆よりも多く、しかも必須アミノ酸を多く含む良質なものです。
その他にも、様々な種類のビタミンや葉酸などの栄養成分が含まれており、まさに野菜嫌いの人にうってつけの栄養食品といえるでしょう。
麻の実は硬い殻に覆われているので、食べるには炒ったり煎じたりなど面倒な下処理が必要でした。
しかし現在では、そのまますぐ食べられるように殻を外してパック詰めした「麻の実ナッツ」や麻の実を挽いて粉末状にして料理に使いやすくした「麻の実粉」のように食べやすい形に加工された商品が主流となっています。
こうした商品の価格は100gで500〜700円。
少々高めですが、いずれ普及が進めば価格はさらに低廉化していくと思います。
とはいえ、麻の実には少々普及しにくい問題あります。
「麻の実」という名前からイメージされるのは「麻」という植物の実だと思います。
しかし、実はこの「麻」とは、マリファナの原料としても使われる大麻(タイマ)のことなのです。
一度ハマったら人生が破綻してもやめられない恐ろしい薬物。
こんなイメージを抱く人は多いのではないでしょうか。
しかし、大麻には大きく分けて、マリファナの原料となる葉や花を採取するために育てる嗜好品用の大麻(タイマ)と、このような薬効成分の採取を目的とせず、人間にとって有用な繊維や麻の実を採取するために育てる産業用作物の大麻(ヘンプ)の2種類があり、近年は、マリファナの原料となる成分テトラヒドロカンナビノール(THC)をほとんど生成しない産業用の品種も開発されています。
とはいっても、たとえTHCを生成しない品種であっても、大麻(ヘンプ)は法律的には大麻(タイマ)と同じ扱いとなるので、多くの国で栽培規制の対象となっています。
日本では古来より大麻の栽培が盛んに行われており、麻の実も日本人が当たり前のように食べていた食材です。
しかし、日本では第二次世界大戦後の1948年に制定された「大麻取締法」による栽培規制が始まり、さらに需要の低迷もあって栽培農家は激減しました。
現在では、日本で流通している麻の実のほとんどを海外からの輸入に頼っているのが実情です。
1990年代、西ヨーロッパを中心に、育てやすく、多くの収穫を望め、環境への負荷も小さい産業用の大麻を見直そうという機運が高まり、2000年代にはEU諸国や北欧諸国、オセアニア諸国、韓国などで、産業用の大麻(ヘンプ)の栽培を推進するようになりました。
しかし、日本では大麻取締法の高い壁に阻まれ、依然として栽培を規制する立場を崩していません。
日本では1980年代に栃木県で、THCをほとんど生成しない「トチギシロ(栃木白)」という品種が開発され、最近では自治体の許可を受けて栽培する農家も徐々に増えていますが、規制緩和とともに市場が拡大していかないと、これ以上の成長は望めないでしょう。
私たち消費者にできることは、大麻(ヘンプ)製品を少しでも購入して、市場の拡大に貢献することだけです。
この文章を読んでくださった方々が少しでも大麻(ヘンプ)製品に興味をもっていただければ幸いです。

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